春は桜に菜の花お次はツツジや藤の花色があふれる季節、やっぱりいいですね
カフェヲモテでも苺のパフェや野菜と果物のスムージーなどカラフルなメニューでにぎわっています
みなさん、どんな春をお過ごしでしょうか?インスタを始めてから如実に更新回数が減っていたブログですが完全に止まっていた1年の間に、世の中も、自分の生活も大きく様変わり1年って、振り返るとあっという間だけど、耐え忍いでいる時は余りに長過ぎますね…
コロナの出現で想像も出来ない大変化の一年今は理不尽で辛いだけの出来事も
数年後、振り返った時には笑い話になってたり
必要だったと感謝できたりするのかな
そもそも変わらないものなんてなくて
変わることは自然で必然なのかも
なんて思ったりする春
さて、変化と言ってすぐ思い浮かぶのは親の老化
数年前に老年離婚し、鳥栖でひとり暮らしの82歳の父
最初は強がっていたものの、やはり孤独は耐え難かったのか
昨年から、しきりに犬を飼いたいと言い出して…
年齢的に厳しい、無理、とだいぶ反対しましたが
元々頑固な父は老いても尚しぶとくて
昨年の夏、父が弱って面倒がみれなくなった時のことを考慮し
犬ではなく、保護猫をもらいうけ、半ば強引に父に渡しました
まだミルクが必要で、自分で排泄できない子猫
父は戸惑いながら、渋々引き受けた様子
いままで動物の世話などした事ない父
案の定、どうしていいか分からず、困っては何度も電話をかけてきます
その度に長崎から鳥栖へ車を走らせ、世話の仕方をレクチャー
父にも、子猫にも、なんとか新しい生活に慣れて欲しい、と
とにかく願うばかり、私も必死
行く度に、父の手足には引っかき傷と噛み傷が増えていき
短気な父は噛まれたら思わず子猫を叩いてしまうらしく
私は「叩いたら怖がって余計噛むから」と説得し続けました
父よりも子猫が心配でたまらない数週間
とうとう「もう無理、引き取りに来てくれ」と父がギブアップ宣言
待ってました、と引き取りに行こうとした日の朝
「やっぱり、猫が居ないと寂しいから、来ないでいい」と電話
どこまでもわがまま!
ムカつくやら、呆れるやら
同時に父が"猫育て"を諦めなかったことが嬉しくもあり
猫の世話が大変で気が狂いそうだった、と愚痴る父に
「子育てとおんなじ」と嫌味で返してやりました
さて、それから8か月
子猫はモモタロウと名付けられ、すくすく成長
父ともすっかり仲良し
庭で土いじりをする時も一緒
明らかに父の方がモモタロウにメロメロ
「モモがいなくなったら泣くかもしれん」と父
こんな事、冗談でも言う人じゃなかったのに
これは大きな変化
大成長、大進歩です!
離婚、孤独、がなかったら
父はここまで変わらなかったことでしょう
モモタロウのおかげで会話のタネが出来
自然に父との距離が縮まった2020年
父が変わったことで私の中にも変化が…
何十年も胸のにあったシコリが
少しずつ柔らかく、小さく溶けていくような気がしています
モモタロウが運んできてくれた穏やかで優しい時間
モモタロウと出会うまで、引き受けてからも
動物病院の方々、保護団体・施設の方、猫先輩等々
沢山の方に助けられお世話になりました
本当にありがとうございました
そして、爽やかな風を運んでくれたモモタロウ
ありがとう
昨年から「風の時代」という言葉をよく聞きます物質的なものより、目に見えないものに価値が移行しているとき風のように、形もないまま、止められることなく、特に目的など決めずに、自由に生きていきたいものです
風といえば、最近大好きなアーティスト藤井風さん名前がステキ過ぎ… 孫ができたら「風」にしたい
「帰ろう」はまさに風の時代にぴったりの歌
何も持たずに帰ろう最初から何も持ってない
何回聴いてもハッとする言葉ばかりぜひ、聴いてみてください